ドクターヘリは医療機器を積んだ乗り物です

ドクターヘリと聞くと、山下智久さんや戸田恵梨香さんが出演したドラマや映画を思い出す人が多いでしょう。

2018年現在、日本には42都道府県に52機のドクターヘリが配備されています。では、いつ頃から医療にヘリコプターという乗り物が使われるようになったのでしょうか。阪神大震災の時ではないかと思っている人が多いようですが、実は1995年に起きた阪神淡路大震災の時は、ヘリコプターでの患者輸送はわずかに1回のみです。あの頃はまだ、ヘリコプターが医療に使われることはなく、ましてや医療器具を積んで空を飛ぶ救急車代わりになる乗り物ではありませんでした。後になって「陸路だけではなく、ヘリコプターを使えばよかった。

そうすればもっと多くの命を救えた」と多くの医師が泣きながら語っていました。阪神淡路大震災の時の大きな反省点でした。阪神淡路大震災の10年後に兵庫県尼崎市で起きたJR脱線事故の際は、4回ヘリコプターでけが人を搬送しています。救急車が119番通報を受けて現場に到着するまでの時間は、全国平均でおよそ39.3分です。しかし、この時点ではまだ医療的な処置はできません。その後受け入れ先を決めて病院へ到着するまでには、さらに時間がかかります。

しかし京都や兵庫で運用されているドクターヘリの場合は、119番通報から現場に到着して医師が患者さんに接触するまでの平均時間は18分です。この時点で医療的な処置や治療を施すことができます。ヘリコプターは空を飛ぶ乗り物なので、信号も無ければ交通渋滞もありません。ドクターカーの3分の1から5分の1で現場に到着できます。しかも、医師や看護師が乗っているので、到着すればすぐに治療が開始できるのです。しかしドクターヘリを運用するには、年間約2億円と言う莫大な費用が必要です。

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