ドクターヘリの利点と問題

ドクターヘリは、主に重症外傷患者等に救急処置を必要とする場合、救命救急センター等の救急医療に精通した医師や看護師が、初期治療に必要な医療機器と医薬品を装備して救急専用のヘリコプターで現地に向かい初期治療に当たることを目的としています。

初期治療開始までの時間を短縮することで、患者の状態が安定し医療機関に搬送後救命率の向上や後遺症の軽減等に貢献できています。単に救急車のように患者を搬送するのみのシステムではありません。ヘリは病院の敷地内に待機していて、出動要請が出ると短時間で救急現場に駆けつけることができ、治療に当たり患者の病状に適した医療施設へ搬送するシステムです。

我が国では医師や看護師等の医療スタッフ月を迅速に救急現場へ送りこむことからドクターヘリと呼ばれています。しかし問題もあります。このドクターヘリの普及率は先進国でもわが国では決して高くはありません。その理由は経費です。ヘリコプター1機について年間2億円ほどの運営費がかります。

へりが出動した場合も経費は患者個人ではなく国と地方自治体が負担しますので、この経費をどのように捻出するかが今後の課題となっています。しかし、ヘリコプター1機2億円として、全国50ヵ所に配備すると合計金額は年間100億円となります。これを日本の人口で割ると国民人1人あたり年間の経費は80円となり、この金額でヘリ利用者の年間約25、000人の中から3割以上の人が命を落とさずにすむと言われ、この事実を考慮すれば今後後さらなる普及が望まれます。

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